SF・ファンタジー小説執筆修業中、門田充宏の公式サイトです。
こちらのページでは最近の活動をお知らせしています。新刊を含む作品情報については
WORKS をご覧ください。
なお、日常のあれこれは主に
Mastodonにてポスト中です。

『蒼衣の末姫』

蒼衣の末姫(書影)
2021/9/24発売 384ページ/880円(税別)
文庫書き下ろしのハイファンタジー長編。地を這い空を飛び、甲殻で身を固め無数の脚で爪でひとを屠る巨大な怪物、冥凮(みょうふ)が跋扈する世界で繰り広げられる、囮の姫と見棄てられた少年の冒険活劇です。
装画は第51回星雲賞アート部門を受賞された、シライシユウコさんに描いていただきました。作中に登場するモチーフを巧みに取り入れてくださっているほか、何となくもやっと考えていただけのイメージが悉く具現化されていて、私はしばらくの間、ラフ画を前に涙目になっていたのですよ……。装幀は東京創元社装幀室さま。ミステリーズ! のレイコの部屋を読んでから一度お願いしたかったので遂に念願が叶いました。

初稿を書いたのが1996年でしたので、上梓まで実に25年、四半世紀かかった作品となりました。我ながらしつこい。

『記憶翻訳者 みなもとに還る』

記憶翻訳者 みなもとに還る(書影)
2021/2/12発売 350ページ/900円(税別)
デビュー作である創元日本SF叢書『風牙』の後半二話(「みなもとに還る」「虚ろの座」)に、書き下ろし短編「流水に刻む」と同じく書き下ろしの挿話「秋晴れの日に」を追加した、オリジナル編集の文庫版の、いわば下巻です。装画は『記憶翻訳者 いつか光になる』と同じく、日田慶治さん、装幀はarcoinc楠目智宏さんです。収録作「みなもとに還る」を思わせる不安定な尖塔とどこまでも続く〝結びの緒〟——それらを前にぽつねんと立つ珊瑚の姿。最高です。
香月祥宏さんにいただいた詳細は解説は、現在Webミステリーズ! でお読みいただくことができます

『記憶翻訳者 いつか光になる』

記憶翻訳者 いつか光になる(書影)
2020/10/23発売 320ページ/880円(税別)
デビュー作である創元日本SF叢書『風牙』の前半二話(「風牙」「閉鎖回廊」)に、書き下ろし短編「いつか光になる」と同じく書き下ろしの挿話「嵐の夜に」を追加した、オリジナル編集の文庫版です。装画は日田慶治さんに描いて頂きました。叢書版のしおんさんとは全く違うアプローチで作品世界が見事に表現されていて、ちょっと震えてしまいました。楠目智宏さんの装幀がまた格好良くて……叢書版と文庫版、どちらも大変素晴らしいものを創って頂き、本当にありがたい限りです。
解説は叢書版と同じ
長谷敏司さんが、なんと新規に書き下ろしてくださいました!

『追憶の杜』

追憶の杜(書影)
2019/5/11発売 256ページ/1,800円(税別)
前作『風牙』に続く、感覚情報翻訳者(インタープリタ)・珊瑚を主役とした三編の中編を収録した中編集。全編書き下ろしです。
装画は再び
しおんさんに描いて戴きました。おわかり戴けるでしょうか、このカバーイラストを戴いたときの私のテンションの上がり具合が! そしてその繊細な色合いを生かした見事な装画、そして帯を作って戴きました。解説は「明日のための創作ジム」で選者をしておられた森下一仁さんに戴くことができ、ようやく遅れに遅れた宿題を提出できたような心持ちです。

『風牙』

2018/10/31発売 352ページ/2,000円(税別)
第五回創元SF短編賞受賞作、「風牙」から始まる連作四編を収録。
発表済みの「風牙」「閉鎖回廊」に加え、書き下ろし「みなもとに還る」「虚ろの座」を収録しています。
装画は
しおんさん。疑験空間へ潜行する珊瑚と相棒の孫子を描いて戴きました。閉鎖回廊の扉絵もそうでしたが、珊瑚の表情が本当に素晴らしくてそれがとても嬉しいです。解説は恐れ多くも長谷敏司さんに戴いてしまい、ありがたさのあまり悶絶しそうです。
Page 1 / 1
©Mitsuhiro Monden, 2014-2023