Webや雑誌で発表した作品(小説以外も含む)の一覧です。発表日の新しいものから降順で並んでいます。

「チビ先生の煙草」

「チビ先生の煙草」
Kindle direct publishing
2024/7/9頒布開始

期間限定公開していました〈記憶翻訳者〉シリーズのスピンオフ短編を、Kindle direct publishingにて頒布開始しました。

記憶翻訳技術を確立し、九龍(くーろん)を立ち上げた不二(ふじ)。それまで障碍としてしか考えられていなかった能力を活用できる場所を過剰共感能力者らに与え、また周囲の多くの人々にも強い影響を与えた彼は、そもそもなぜそんなサービスを作ろうと考えたのか。中学生になったばかりの不二と生徒と教師として出会い、その後長く時間を共にすることになった千曳(ちびき)が過去を回想する——

「ファースト・エクスペリエンス・エクスペリメント」

期間限定公開していました〈記憶翻訳者〉シリーズのスピンオフ短編を、Kindle direct publishingにて頒布開始しました。

過剰共感能力者——相手に対して自分自身の考えすら上書きしてしまうほど強い共感を行ってしまう人々。能力とは呼ばれても実質的に障碍と見做されているその力に翻弄されてきたひとりの女性は、その力を本当に能力として活用しようとする男性と出会う。この出会いこそが、後に記憶翻訳として確立されることになる技術が生まれるきっかけだった——

『記憶翻訳者 あなたに遺す物語』

『記憶翻訳者 あなたに遺す物語』
Kindle direct publishing
2024/7/8頒布開始

Kindle direct publishingにて、〈記憶翻訳者〉シリーズの続編である『記憶翻訳者 あなたに遺す物語』を頒布開始しました。
『風牙』(『記憶翻訳者 いつか光になる』『記憶翻訳者 みなもとに還る』)、『追憶の杜』の直接の続編です。

創業者であり社長であった不二を失った九龍は、大きな喪失を抱えつつも記憶翻訳技術を基盤とした各サービスの拡充を目指して事業を継続していく。だが記憶翻訳サービスの普及と一般化はそれまで想定もしていなかった課題や問題を次々に明らかにし、九龍はその対処のため、否応なく変質を迫られていく。そんな状況下でも委ねられた記憶に真摯に向きあい、深く寄り添おうとする珊瑚らインタープリタだったが、ある日その手の中に送り込まれた記憶の奥底には、底知れぬ悪意が潜んでいた——。果たしてこれは不幸な事故だったのか、それとも。

「わからないけど、わかる」

「わからないけど、わかる」
(『青春と読書 2024年6月号』収載)
集英社
2024/5/20発売

『青春と読書』2024年6月号に、「わからないけど、わかる」というタイトルでエッセイを寄稿させていただきました。
体調不良と犬のお話です。

「戦略的にコンテストに参加しよう さなコンスタディーズ2021-2023」

「戦略的にコンテストに参加しよう さなコンスタディーズ2021-2023」
(『SF作家はこう考える 創作世界の最前線をたずねて』収載)
Kaguya Books/社会評論社
2024/4/27発売

日本SF作家クラブの60周年記念事業の一環として出版される『SF作家はこう考える 創作世界の最前線をたずねて』に、「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」、通称さなコンの2021年から2023年までの運営と審査で得られた知見をまとめて寄稿しました。
日本SF作家クラブのpixivFANBOXで発表した原稿を元に、さなコン以外のコンテストへの応募も念頭に全面改訂しています。

『創元SF文庫総解説』

『創元SF文庫総解説』掲載
2023/12/22発売
装幀:岩郷重力+W.I

創元SF文庫60周年記念で発刊された『創元SF文庫総解説』に寄稿しました。

担当したのは、『重力への挑戦』、『ラモックス』、《巨神計画》三部作(『巨神計画』『巨神覚醒』『巨神降臨』)、《原色の想像力》全二冊(『原色の想像力』『原色の想像力2』)、《
BISビブリオバトル部》シリーズ(『翼を持つ少女』『幽霊なんて怖くない』『世界が終わる前に』)、『ランドスケープと夏の定理』です。手に入れにくい作品も多いのですが、どれもとても面白いのでチャンスがあったら是非。

なお、私の記憶翻訳者シリーズは、
久永実木彦さんが担当して、丁寧に読み解いてくださいました。ありがとうございます。
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©Mitsuhiro Monden, 2014-2024