これまでに発表した作品の一覧です。発表日の降順になっています。

「恋する海中都市」

恋する海中都市(挿画)
2021/5/17公開
清水建設さまと日本SF作家クラブのコラボレーション企画「
建設的な未来」に再び、ショートショート「恋する海中都市」が掲載されました。無料でお読みいただくことが出来ます。イラストレーションは海野螢さんに描いていただきました。ラフ画をいただいたときに泣きそうになってしまった美麗なイラストレーションを、是非ご覧ください。

深海未来都市構想 OCEAN SPIRALが実現されるとき、それに携わる人々の長く地道な努力と、それが小さく実る日まで見守り続けた存在のお話しです。

『記憶翻訳者 みなもとに還る』

記憶翻訳者 みなもとに還る(書影)
2021/2/12発売 350ページ/900円(税別)
デビュー作である創元日本SF叢書『風牙』の後半二話(「みなもとに還る」「虚ろの座」)に、書き下ろし短編「流水に刻む」と同じく書き下ろしの挿話「秋晴れの日に」を追加した、オリジナル編集の文庫版の、いわば下巻です。装画は『記憶翻訳者 いつか光になる』と同じく、日田慶治さん、装幀はarcoinc楠目智宏さんです。収録作「みなもとに還る」を思わせる不安定な尖塔とどこまでも続く〝結びの緒〟——それらを前にぽつねんと立つ珊瑚の姿。最高です。
香月祥宏さんにいただいた詳細は解説は、現在Webミステリーズ! でお読みいただくことができます

「ミーティエイター」

日本SF作家クラブのpixiv FANBOXに、ショートショート「ミーティエイター」を掲載戴きました。無料でお読み戴くことが出来ます。
リモートワークが一般化し、対面でのミーティングが消失したことから生産性が壊滅的に低下してしまった下っ端ビジネスパーソンの奮闘劇(誤解を招く表現)。

新型コロナ蔓延前に書いた作品なのですが、図らずも現状に沿ったものになってしまいました。

『記憶翻訳者 いつか光になる』

記憶翻訳者 いつか光になる(書影)
2020/10/23発売 320ページ/880円(税別)
デビュー作である創元日本SF叢書『風牙』の前半二話(「風牙」「閉鎖回廊」)に、書き下ろし短編「いつか光になる」と同じく書き下ろしの挿話「嵐の夜に」を追加した、オリジナル編集の文庫版です。装画は日田慶治さんに描いて頂きました。叢書版のしおんさんとは全く違うアプローチで作品世界が見事に表現されていて、ちょっと震えてしまいました。楠目智宏さんの装幀がまた格好良くて……叢書版と文庫版、どちらも大変素晴らしいものを創って頂き、本当にありがたい限りです。
解説は叢書版と同じ
長谷敏司さんが、なんと新規に書き下ろしてくださいました!

「理想の小説家」

理想の小説家(イラスト)
2019/11/11公開
清水建設さまと日本SF作家クラブのコラボレーション企画
「建設的な未来」に、ショートショート「理想の小説家」を掲載戴きました。無料でお読み戴くことが出来ます。
環境が激変し、膨大な新作小説へのニーズがあるにもかかわらず小説家が絶滅した近未来のお話しです。
イラストレーションは
麻宮騎亜さんに描いていただきました。まさか人生でこんな日がやって来るとは……!

なお念のため申し添えておきますが、(一部実体験からアイディアを得てはおりますが)
フィクションです。フィクションですから!

創元日本SFアンソロジー『Genesis 白昼夢通信』

Genesis(書影)
2019/10/31発売 256ページ/2,000円(税別)
東京創元社の書き下ろし日本SFアンソロジーシリーズ、Genesisの第二編、『Genesis 白昼夢通信』に、「コーラルとロータス」という短編が掲載されています。記憶翻訳者シリーズのスピンオフ。まだ十代だった頃の、珊瑚とカマラのお話です。

なお、収録作はそれぞれ単体電子書籍としても販売されています。
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